私は20歳の学生で、みすずと申します。
もう終わってしまったことなのですが、半年勤めたバイト先の会社の上司を好きになってしまいました。
彼は31歳で、妻子持ちです。
もちろん好きとは言うつもりはなかったのでずっと黙っていました。
彼とは好きになる前から、こんなに気が会う人がいるのかというほど仲が良く、11歳の年の差も感じないでいい友人でした。
上司と小娘がいい友人なんて信じられないでしょうけど…。
彼もこんなにさらけだして本当の事を言える友人は貴重だと言ってくれました。
そんな彼を好きになってしまって、私は日に日にやつれてしまい(子供だなと思いつつ…恋に不馴れなので)、でも告白したら迷惑だろうし黙っていたんですが、彼が心配してくれて「どうしたの?」と聴くので、その時につい告白してしまいました。
というかバレたんです。
その時は「早く他にいい人みつけなよ」と言ってくれて、これからも友達でいてほしいと言われました。
その時は友達でいるなんて!と思いましたが、今思えば上司の立場から考えてそう言ったのかもしれません。
こうなったら早々にバイトを辞めたかったのですが、職場の事情であと1ヶ月ほどはいることになって、ほぼ毎日彼と顔をあわせることになりました。
彼は職場の雰囲気を悪くしないようにつとめて、私にも前と同じように接してくれました。
相当大変だったみたいです。
そんなことがあってからも、2人でいるのはどうしても楽しかったので、誘われてはお茶したり一緒にご飯を食べたりしました。
でも、だんだん彼の様子がおかしくなって、誰とも口をきかないし、参っている感じだったので、私がいるのが迷惑で悩んでいるんだろうと思い聞いてみました。
すると、「違う、君を好きになってしまったから」と言いました。
私はとても信じられませんでした。
後で知った事ですが、本当に好きになってくれていたみたいです。
彼も私が辞めてもずっと好きだとは言わないつもりだったようです。
その後は10連休を挟んで、最後の3日の出勤です。
出勤最後の1日は仕事が終わった後、彼と2人で河原で晩ご飯を食べ、彼が、「もう会えないから帰るまでずっと抱きしめていたい」と言うので、私も同じ気持ちだったこともあり、くっついて、キスも軽くですが何度もしました。
彼とは私が他にいい人を見つけて結婚するまでは会わないと約束しました。
一応プロの写真家なので、結婚写真も撮ってくれるそうです。
同性だったら今も友達で、もしかしたらかけがえのない友達になれていたかも…と思うと理不尽さを感じるというか…
しょうがないのでしょうけど、やるせないです。
彼と別れ会えなくなる事はつらいですが、これが一番よかったんですよね。
…それで、今になってきた感情なのですが、彼とキスまでとはいえしてしまったことが、私にはどうしようもなく罪悪に感じられて、せっかくいい別れだと思ったのに夢にまで見てなされます。
奥さんのいる人とあんな事をしてしまった、奥さんがもし知ったら本当に悲しむだろうと思い、今もモヤモヤが胸から消えません。
やはり悪い事をしてしまったのでしょうね…。
その時は本当に本当に幸せでしたけれど…。
こちらのサイトを見て、私とは比較にならない苦労をしておられる方がたくさんいて、そして不倫という恋の大事さを知りました。
励まされる反面、よけいに恐ろしくなりもしました。
本当に愚痴のような書き込みで、相談というものでもないのですが、書き込ませていただきました。
こちらのようなサイトがある事に本当に感謝しています。
- From:みすず
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- Date:2004/09/24 4:25:00
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あると より:
みすずさん、はじめまして。
昨日の新聞にこんな話が載っていました。
いまの学生さんは、就職活動にもメールを活用する。
大学の就職課の職員の方ともメールでやり取りする。
でも、メールの文章を見ると「こんな感じで就職先の担当者ともやり取りしてるのかと思うとゾッとする」と就職課の方は思うそうです。
ある学生さんは親しくなった就職課の方に「何かいい本はありませんか?」とメールを送りました。
数日たってその学生さんは職員の方からプリントアウトした自分のメールを見せられ「私はあなたの友達じゃない」と言われたそうです。
今の時代は何でも便利になり、メールやインターネットでどんなひととでも「ともだち」になれると思い込みやすい、人と人との距離感が掴みにくい時代だとは思います。
ただ、もし若くてそのような行動を(常識があるとは思えない行動です)とってしまったとしたら、このお話の職員さんのように少々厳しく注意してあげる大人の人は必要なのです。
上司とは友達にはなれません。
もし、みすずさんがその上司の方と「友達になりたい」というお気持ちがあったにしても、上司のひとは先の職員さんのような態度に徹するべきなのです。どうか、よくお考えになってください。
MIKI* より:
優しい人ですね。
キスをしてしまった自分を責めています。
大丈夫ですよ。
このまま思い出にしましょう。
確かに彼の奥様が知れば悲しく辛い思いをさせます。
でも、そのことをキチンと想像でき、心が痛むあなたは優しい人です。
11歳年上の上司。。。
友達。。。
やはりその関係は難しいと思います。
難しいけれど、無理ではないと思います。
本当に彼と「友達」という関係でいたいですか?
そうではないでしょう。。。
これから年齢を重ねます。
また恋をします。
きっと、彼を思い出して懐かしむでしょう。
それでいいのだと思います。
出勤最後の日が「思い出」になって、これから先いつかのあなたを
優しく包んでくれるのではないかと思います。
結婚する時に写真を撮ってくれる。
撮ってもらいたいですね^^
でも、撮ってもらうことはないでしょう。
彼は思い出に、だんだん薄れていくべき人だと思うから。
大丈夫。
あなたはそんなに悪くないはです。
20歳。
素敵な出会いと恋愛が待っていますね。
楽しく幸せな日々を過ごし、素敵な女性になってください。
みすず より:
>MIKI*さん
力づけて下さりありがとうございます。
本当に気持ちがとても軽くなりました。
別れてしまったことは、これでよかったんですね。
やっぱり彼と彼の家庭の幸せが一番なによりですもん。(すごく幸せそうでしたから)
いつかいい思い出だって幸せな気持ちになれる日が来るのでしょうね。
前向きに生きて、本当に大手を振って好きだと言える人と素敵な恋愛をして、素敵な女になりたいです。
今回の事はやはりよくない事でしたが懲りたと思ってこれからに繋げていきたいです。
>あるとさん
御意見ありがとうございます。
でも「いまの学生は」って、ひとくくりにされて私を判断されたのはショックです。
私もそういうメールの危険性は今の時代とてもあると思います。
でも、私はケータイは持っていませんので…。
PCのメールアドレスを彼に教えたのもやめる1ヶ月程前、仕事と連絡のメール以外はしていません。
彼と、話がある時はちゃんと会って話そうって二人で決めてましたし。
それまで教えなかったのは、私がそんなメールの怖さを知っていたからです。
きっとのめりこんでしまうだろう自分が分かっていたからです。
お互い好きになる前から一緒に展覧会やろうって言っていて(私は絵を描き彼は写真家なので。お互いの気持ちがわかってからやめようって言って中止にしましたけど。)、変わり者同士他の人にわからない気持ちや趣味を共有できて(これはうぬぼれじゃなく彼が言ってくれた言葉です)、力にはなれないけれど相談も受けたり、聞いてもらったり。
間違っても私のほうから友達になってほしいなんて思いませんでしたよ。
上司にそんなだいそれたこと。
けれどその一線を越えて仲良くなってしまい、仕事に、職場に影響が全くなかったかといわれればあったように思います。
だから私はバイトをやめるべきだったんです。その点はとても反省しています。
ただ、上司と部下で友情がありえないと決めつけてしまうことは、さみしいことなんじゃないですか…(
私は心のどこかでそれ以上を望んでいたのはもちろん否定しませんが…)
でも、職場の雰囲気などを考えれば確かに「友達」であるのはタブーかもしれませんよね。
でも、そこを越えた所にもっと大事なつながりってあるんじゃないでしょうか。
人間ですから。年齢、上下関係、そんなものより大事なものがあるんじゃないでしょうか。
はたから見れば滑稽なことでも本人にしたら違うんです。
玄米 より:
みすずさん、はじめまして(^^)
> ただ、上司と部下で友情がありえないと決めつけてしまうことは、さみしいことなんじゃないですか…
> でも、職場の雰囲気などを考えれば確かに「友達」であるのはタブーかもしれませんよね。でもそこを越えた所にもっと大事なつながりってあるんじゃないでしょうか。人間ですから。年齢、上下関係、そんなものより大事なものがあるんじゃないでしょうか。
ある、と思いますよ。ありえると思う。
そして・・・それは、心で、感じることだと思うんですよ。
友情の定義ってむずかしいけど・・・会うことや話すことやメールすることや時間をプライベートに共有することでもなくて、心と、心で、感じあうものだと・・思うんです。
雑談部屋のレスで、ミユキさんへのレスに、私は「禁欲原則」というコトバを書きました。心理的に優位な立場を、自分の欲のために利用しない、という倫理原則です。治療者とクライアントにもあてはまりますが、上司と部下にも、あてはまるし、受注者と発注者にもあてはまるし、いろいろな社会生活や人間関係の場面にあてはまるなぁと思って、すごく考えさせられる概念でした。
「禁欲原則」は、すばらしい人は、自然に守ってると思う。
卑怯なことは、しない、させない。
誘惑にまけて、人をきずつけない。
誘惑にまけないし、誘惑しない。
だれも見てないところでも、誠実である人。
結局は、人間として、深いところで信頼しあえる人って、そういう人なんですよね・・・深いところからリスペクトできる人。
きれいごとじゃなくて、それが、真実だなぁと思う。
仕事は、上下関係や利害関係があるし、そのなかでも、もちろん、人同士として、ひかれちゃうことはあります。
私は独身女性ですが、仕事の場で、たまに、個人的に、独身同士でも、相手と自分のあいだに、親密感があることが、わかることもあります。でも、上下関係や力関係のなかで、けして、それ以上は、踏み込んでこないその人(たち)の、私に対する「リスペクト」をかんじると、ほんとうに、ほんとうに、私は幸せものだなあと思うんです。“大事にされてるなあ”って思う。
逆のこともあります。私のほうが、“強い立場”のときに、そういう踏み込み方を、しないようにすること・・・それは、じつは、相手のひとにも、伝わってるんだな、ってあとから、気がつくこともあります。
相手が大事にしているもの、相手と自分が大事にしているものを、大事にすること・・・それも、一種の“友情”なのかな、と思います。
そういう人たちは、仕事でしか接しなくても、私の人生に登場した、大切な人たちです(^^)
年齢、上下関係よりも、大事なものはあると、私も思います。
というよりも、それこそが、大事なものだと。
人間と人間は、対等です。でも、平等じゃない、とは思う。社会のなかで、けして、平等じゃない、持っているものや、立場の違いはある。“持てる立場”の人は、そのことに謙虚であり、自覚的であるべきだということが・・・あるとさんがおっしゃりたかったことなのかな、と思います(勝手な憶測ですみません)。年齢が上であったり上司である“大人”が持っている、人生経験や視野や、そういうものも、そうなのかもしれません。
私は、みすずさんの、感じ方、考え方、好きです。
ええっとですね・・・交流のお礼に、よろしければ「禁欲原則」について知ったサイトをご紹介しますね。松田仁雄さんという精神科医の方の「松田精神療養事務所」のサイトのトップページhttp://www9.ocn.ne.jp/~m-pt-o/の下にある「八雲便り」というページの「巻二 目次 14 禁欲原則(入門編)」というところです。リンクフリーかどうかわからないので、ややこしい紹介の仕方でごめんなさい><。
立場をこえた、友情や、きずなは、あると思います。それはかならず、「禁欲原則」を超えたものなんだろうな・・・と思います。
大事なことに、思いをめぐらすきっかけをくださって、どうもありがとうございます。読んでくださって、ありがとうございました。
みすず より:
玄米さん、ありがとうございます。
玄米さんのレスを見て、「松田精神療養事務所」のサイトを見させてもらって、とっても考えさせられ勉強になりました。(「禁欲原則」の事以外でもとても興味深いサイトですね)
私が、好きだと告白してしまった時、彼が
「ごめん、俺が悪かった」言った訳がわかりました。(酷いこと言いますよねぇ…もしかしたら少しは、私が好きになってもしょうがない事してるっていう自覚、あったのかもしれませんよね…真意はわかりませんが)
彼は男友達、女友達、自分の部下達、そんな事こだわらず付き合いたいっていう考えの人でした。でも、それは間違いだったのかもしれない、って、彼はとても身に染みた、って言ってました。
だからって彼を責める気はありませんけど。不本意とはいえ告白してしまうシチュエーションになるのを避けられなかったのは私、たくさんの誘惑に負けたのも私です。(や、お互いさまか…)
誘惑に(誘惑したいという気持ちも含めて)打ち勝つのって、並み大抵の事じゃないですね。
だから思いやりを持つのが一番、一番大事なことですね。
社会人ですらない私は今回の事があるまでそんなこと考えも及びませんでした…。今は与えてもらってばかりの立場です。でもいつか「持てる立場」になることもあるでしょう。そうなった時の事を考えると本当に身の引き締まる思いです。そして今も、もうこんな事がないように、踏み込みすぎないようにしなければ…思いました。誠実でありたいです。
> 私は、みすずさんの、感じ方、考え方、好きです。
ありがとうございます。未熟者のあまちゃんですが、がんばりますっ。
みなさん、レスありがとうございました。それぞれの御意見や優しい言葉、励まされましたし、とても勉強になりました。あるとさんも、やっと今ならおっしゃりたかった事がわかりましたから…(玄米さんのおかげです)大人の意見としてありがたく頂戴いたしました。
それと、もう会う事もないかもしれない彼にも、本当に感謝。
女として、絵描きとして、人間として、自信をくれて、たくさんのものをくれました。
私はうぬぼれでも絆を信じたいです。