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光の行方は・・・

私は妻としてでも母としてでもなく、
ひとりの女としてよみがえっていた。

あなたの優しい瞳。
あなたの横顔。
あなたの暖かい手。
あなたの声。
あなたの抱きしめる強さ。

私はその光の中に吸い込まれるように、
自然と寄り添っていく・・・

じれったいあなたに軽くキスをすると、
全てを抑えていたあなたは激しくキスを何度も何度も・・・
繰り返したね。

全てが終わったとき、私は女としてのぼりつめていた。

「不倫しちゃったね・・・」

あなたのその言葉に我に返った。

全て忘れていた・・・
申し訳ないけど全て忘れていた。

それなのに急に現実に引き返されたような、
そんな気分だった。

その言葉は言わないで・・・

私はあなたを愛しています。

例えどんな形でも、
そばであなたのぬくもりをただ感じていたい。

あなたもどうやったら一緒に居れるかいつも考えてくれているね。

自分の気持ち抑えるの一生懸命だね。
ごめんね・・・

私には帰らなきゃいけない場所が、
今はまだあるんです。

そのままあなたの光の中を真っ直ぐ進んでいくと、
その先には何がありますか。

新しい光がありますか。
それとも全て消えてしまうのでしょうか。

私はあなたのそばでいつまでも笑っていれるのでしょうか。

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