私は妻としてでも母としてでもなく、
ひとりの女としてよみがえっていた。
あなたの優しい瞳。
あなたの横顔。
あなたの暖かい手。
あなたの声。
あなたの抱きしめる強さ。
私はその光の中に吸い込まれるように、
自然と寄り添っていく・・・
じれったいあなたに軽くキスをすると、
全てを抑えていたあなたは激しくキスを何度も何度も・・・
繰り返したね。
全てが終わったとき、私は女としてのぼりつめていた。
「不倫しちゃったね・・・」
あなたのその言葉に我に返った。
全て忘れていた・・・
申し訳ないけど全て忘れていた。
それなのに急に現実に引き返されたような、
そんな気分だった。
その言葉は言わないで・・・
私はあなたを愛しています。
例えどんな形でも、
そばであなたのぬくもりをただ感じていたい。
あなたもどうやったら一緒に居れるかいつも考えてくれているね。
自分の気持ち抑えるの一生懸命だね。
ごめんね・・・
私には帰らなきゃいけない場所が、
今はまだあるんです。
そのままあなたの光の中を真っ直ぐ進んでいくと、
その先には何がありますか。
新しい光がありますか。
それとも全て消えてしまうのでしょうか。
私はあなたのそばでいつまでも笑っていれるのでしょうか。
- From:ルル
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- Date:2006/03/17 20:16
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