そんなに何度も言わないで。
そんなに繋ぎ止めなくていい。
どうせどこにも行けやしない。
あいしてる・・・誰より君を。
あいしてる・・・この気持ちに嘘はない。
あいしてる・・・でも、どうしようもないんだ。
あいしてる・・・こんな僕だけど。
あいしてる・・・君さえよければ、このままずっと・・・
あいしてる・・・必要なんだ。
あいしてる・・・もう、時間が、きたよ。
愛してるの向こう、あなたの声が聞こえる。
午前零時
魔法がとけ
確かめるように静かに私の気配を脱ぎ捨てて
また『愛してる』を残して
私の知らない向こう側
靴音とともに、いとしい人影が消えていく。
- From:bb
- View:848回
- Comment:0
- Trackback:0
- Date:2005/12/15 23:44
この手記の評価
下の★をクリックする事で、この手記を5段階で評価できます。お一人一度までとなっております。