好きだよ、とっても。
大切だよ、あなたとのこと。
息を吸って、そして吐く。
そんな当たり前のことのように、あなたをいつも想っているよ。
全身があなたでいっぱいになるくらいに想ってきたよ。
そうしたら、なんだかあなたが私のものになるような気がして。
誰かを好きになって、その人も自分のことを好きになってくれたとき。
そこには幸せしかないと、昔の私は思ってた。
何も知らずに夢を見て・・・
私を想ってくれるあなたを、
好きになればなるほど、つらくなるなんて。
思いもせずに夢をみてたの。
あなたが幸せそうに笑えば笑うほど、
私はうまく笑えない。
私たちはいつからか、
心に隙間を感じてた。
その隙間には、決して消えないたくさんのものがある事、
私もあなたも気づいてた。
いつか失うものは、
あまり綺麗じゃないほうがいい。
失くすのが怖くなるから。
私がそう言うと、あなたは
今しかないからこそ、綺麗なほうがいい。
だから笑っていて。
だって。
私はおかしくなって少し笑った。
「今」を失くす時のことを考えて怯えてる私と。
「今」を思い出にすることを、もう考えているあなた・・・。
私はぽつんとひとり・・・
あなたの背中を見つめてる。
2人のいるこの部屋は、私にとっては現実だけど、
あなたにとっては夢の続きみたいなものなのかもね・・・
夢はいつまでたったって、
夢のまま・・・
「もう夢の続きはおしまいだよ・・・
私、生きていかなくちゃ。」
あなたが振り向いたら、
私、涙をこらえてそう言うんだ・・きっと。
あなたが好きだと言ってくれた笑顔で、きっと。
- From:莉々
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- Date:2006/04/05 16:13
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