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きっと。

好きだよ、とっても。
大切だよ、あなたとのこと。

息を吸って、そして吐く。
そんな当たり前のことのように、あなたをいつも想っているよ。

全身があなたでいっぱいになるくらいに想ってきたよ。
そうしたら、なんだかあなたが私のものになるような気がして。

誰かを好きになって、その人も自分のことを好きになってくれたとき。
そこには幸せしかないと、昔の私は思ってた。

何も知らずに夢を見て・・・

私を想ってくれるあなたを、
好きになればなるほど、つらくなるなんて。
思いもせずに夢をみてたの。

あなたが幸せそうに笑えば笑うほど、
私はうまく笑えない。

私たちはいつからか、
心に隙間を感じてた。

その隙間には、決して消えないたくさんのものがある事、
私もあなたも気づいてた。

いつか失うものは、
あまり綺麗じゃないほうがいい。
失くすのが怖くなるから。

私がそう言うと、あなたは

今しかないからこそ、綺麗なほうがいい。
だから笑っていて。

だって。

私はおかしくなって少し笑った。

「今」を失くす時のことを考えて怯えてる私と。
「今」を思い出にすることを、もう考えているあなた・・・。

私はぽつんとひとり・・・
あなたの背中を見つめてる。

2人のいるこの部屋は、私にとっては現実だけど、
あなたにとっては夢の続きみたいなものなのかもね・・・

夢はいつまでたったって、
夢のまま・・・

「もう夢の続きはおしまいだよ・・・
 私、生きていかなくちゃ。」

あなたが振り向いたら、
私、涙をこらえてそう言うんだ・・きっと。

あなたが好きだと言ってくれた笑顔で、きっと。

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