あなたが帰っていく日曜の朝。
あなたの車が小さくなるのを見送りながら、
どうしようもない淋しさが私を襲う。
さっきまで笑っていた私が笑顔を無くすこと、あなた知らないでしょ。
あなたから絶対連絡の来ない日曜日。
私が携帯とにらめっこしない日曜日。
私は街に出かけてみるの。
街には楽しく買い物をするカップル。
でもね、淋しくなんてないよ。
わかってる、あなたとそんな風に街を歩けないことくらい。
そんな強がりな私が、泣きたいくらいに悲しくなる時がある。
あなたと同じような構成の家族を見たとき。
あなたもあんな風に子供の手を引き、子供を抱いて、奥様と夕食の材料を選ぶんだよね。
その家族とあなたの家族が重なって見えて、
どうしようもない現実に押し潰されそうになる。
あなたの声が聞きたくて携帯のあなたのアドレスを呼び出してみる。
ふと我に帰る………
そうだった。今日はあなたに連絡できない日曜日。
- From:りと
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- Date:2007/01/08 22:37:00
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