昼休みのあなたと過ごすひととき、
2週間ぶりに会うあなたは。いい顔していた。
「家庭は円満みたいね」
少し寂しいけど、何故かそんなことを思った。
あなたの仕事の話と他愛もないお喋り。
家での話しで、「子どもが○○言うんだ」とぼやくあなた。
笑顔で聞きながら、(子どもじゃなくて奥さんでしょ)と思う私がいた。
「来年は子どもが受験生だからね」
「えっ?高校受かったって話、聞いた覚えがあるのに・・・」
何気ない会話であなたと過ごした月日を感じた。
「そうだよ。早いね・・・」
すっとそらした視線の先、あなたも私と過ごした月日を思った気がした。
あなたは自分で気づいていますか。
出会った頃に比べて柔らかい雰囲気になったこと。
うつむいて爪をいじる仕草をしなくなったこと。
虚勢ではなく自然体でいい男になっていること。
でも、何故かな。
私が今のまま自分の道を歩み続けるかぎり、
あなたと過ごせる時間はまだ続く気がした。
- From:くろ
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- Date:2006/10/12 0:15:00
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