【私を愛してくれている夫へ】
貴方と出会って9年。結婚して8年。
冬が来たら、出会って10年。結婚して9年。
私の誕生日の10日前が「結婚記念日」。
9年近く一緒に居て、祝った事は、たったの2回だったね。
この長かったような短かったような年月の間、
私達に色々有ったね。
色々と有り過ぎて、思い出すのも苦痛なくらい・・・
気付いたら、貴方を愛していない自分がいました。
結婚指輪。2回も買い直したね。
1度目は雪の中に捨て、2度目は海に捨てた・・・
3年前からお互いに指輪はしていない。
3回目は・・・
もう無い。
5年前、私は恋に落ちた。
2年の交際を得ている途中、貴方に彼の事を知られた。
何度も殴られている内に、気がついたら家を飛び出していた・・・
貴方との関係に終止符を打ちたくて、貴方に会った。
貴方と別れたいと、彼と結婚したいと、告げた。
それを聞いて、貴方は狂ったように暴れた。
今まで以上に、暴れたね・・・
泣きながら何度も私を殴り、
そうして、
貴方は泣いて私にすがった。
「おまえと別れる位ならば、このベランダから飛び降りる。」
ベランダに足を掛けた貴方を、ぎゅっと掴んで、止めた。
「傷つける事しか出来ないのに、本当に悲しませる事しか出来ないのに
おまえを愛してやまないんだ。・・・許してくれ。」
辛かった。
この言葉は、私を縛り付ける鎖だった。
後、
彼にお別れを告げた・・・
あれから3年が経ち、貴方は、やはり「傷つけるだけの人」。
何も変わらない。変わる気も無いんだね・・・
傷つけても、私が「ココ」に居ればいいだけなんだね・・・
「おまえを愛している」
その言葉は偽りですか。
その言葉はその時だけですか。
貴方を愛せない。
貴方を信じられない。
あれから3年が経ち、
私にまた「本当の恋」が訪れました。
これがきっと「最後の恋」。
私を愛してくれた夫へ。
貴方との「本当の別れ」が、近づいてきています。
- From:まりんちゃん
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- Date:2006/09/15 9:13:00
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