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死ぬまで片思い

あの日、あなたは「もうどう思われてもいい・・・。俺は、君を愛しています。」
私は23歳も年下のあなたの言葉に「うそ・・・」と思いながらも「私もあなたが好き」と言ってしまった。
後からあなたの方が信じられなかったって言ったよね。

あなたは、いつも難しい質問を私にしてきたね。
あの日も・・・

「俺に対しての愛情と同情の比率を言って欲しい。同情ならいらない・・・」
私は・・・正直「はっ」っとした。丸1日、自分の気持ちを分析した。
そして・・・
「愛情とか、同情とか、私には分けられない。全部の気持ちが入り混じってあなたが好きじゃダメ・・?」
あなたは、優しくこう言った。 
「悩ましてごめん。君が俺を好きでいてくれるだけでいいんだ」

こうも言った・・・
「俺と、家庭とどっちが大事・・・?」
私は・・・悩んだあげく・・・
「ごめん・・・今は、家庭を捨てられない・・・」
それを聞いたあなたは・・・
「俺は、君が独り身になるのを待つよ・・・」
私は・・・
「そんな事はさせられない・・・やっぱり無理・・・
あなたの幸せをどうか考えて・・・
若いあなたをダメにしたくない・・・
私は、死ぬまであなたに片思いでいい・・・」

あなたは、私がなんと言おうと・・・
「俺の幸せは、俺が幸せだと思う事・・・
年の差も、将来の不安も、きみは何も心配しなくていい・・・
きみは、黙って俺を待たしておけばいいんだ・・・」

何度も何度も、こんなやり取りをして・・・それでもとうとう、私達は結ばれた・・・
たった1度・・・あなたに抱かれ・・・本当に幸せだった・・・

結ばれた次の日、私から連絡方法をすべて絶った・・・
私には、あなたの将来を奪う事は出来なかった・・・

・・・あなたのため・・・年上の私がしっかりしなきゃ・・・
そう思ったはずだったのに・・・何なの、この辛い気持ち・・・

あなたの携帯番号は知っている、かけようと思えば私からいくらでもかけられる・・・
でも、出来ない・・・
大好きだから、出来ないよぉ~

・・・あなたは、私の永遠の恋人・・・私の死ぬまで片思い・・・

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