繋いだ手から、痛いほど伝わるあなたの気持ち。
あとほんのもう少し 近くに寄り添えたら･･･
ふたり 言葉にならなくて、もう一度強く握りなおした左手。
あの日から、指輪のない薬指。
気づいていたけど、触れないでいるの。
ほんの小さなあなたの誠意
心の中で「ありがとう」
悲しいほど、あなたが好きよ･･･
もうかっこよくなくていいから、
私を愛して、私を奪って。
矛盾も間違いも含めて、あなたが欲しい。
ふたりで溺れて、救いようのないくらい溺れて、
「愛してる」「大事」
そう、無責任に言葉にして。
今ここにある真実でかまわない。
未来も 絆も、ふたりには無縁の言葉。
分かってる 分かってる。
おかしいほどあなたを欲しがる私と、
決して私を優先しないあなた。
だからギリギリふたりのルールが守れてる。
だけどどこかで、あなたがルール違反するのを待ってる私がいるの。
「今から会いたい」
「今日は帰るな」
もう、どうにかなるからと、あなたにそう言われたら、
きっとそこですべてが終わってしまう。
何も見えないくらい、あなたが好きよ･･･
- From：あずき
- View：742回
- Comment：0
- Trackback：0
- Date：2006/07/06 16:19
この手記の評価
下の★をクリックする事で、この手記を5段階で評価できます。お一人一度までとなっております。
(2 投票, 平均値/最大値: 4.50 / 5)
読み込み中...
