単身赴任のあなた。
明日は自分のお母さんの誕生日で、家族でお祝いランチをするからとこっちへ帰って来た。
明日はリアルタイムにメールが出来なくても怒らないように・・・って言われても、
「うん」って即答出来る訳がなくて、黙って会話を変えた。
1時間半後に、『お茶でも行こうかと思って』って近くまで来てくれた。
すごく嬉しかった。
喫茶店で1時間ほどお茶、今日の出来事話をして家まで送ってくれた。
多分、明日、家族とゆっくり過ごすのに私に対して少し後ろめたく思ってくれたのかな。
何でもいい。
わざわざ高速を途中下車して私に会いに来てくれたのが現実だし。
嬉しくて明日も仕事なのに眠れない。
本当は私のことどう思ってるの?
お見合いしたほうが、オマエは幸せになれるんじゃないかって、本気かな。
私は、あなたが良いのに。
あなたは年の差17歳をいつも、『あと10歳若ければなあ・・』って言うね。
好きな人に、子供は作らないって言われるのツライね。
あなたとの子供を産めて、あなたと子育てしてきたあの人がうらやましい。
出産に立ち会ったとか、出産の前日に奥さんの髪を洗ってあげたとか、
息子がちっちゃい時に耳元で、『父さん大好き』って言われて嬉しかった話、
ほんとは聞きたくないのに。
『ふうん、そうなの・・』って聞いてる私。
私はそんな幸せを経験出来ないのに。
夢にも見れないのに、言わないで。
家族の絆には何をしても絶対に勝てないんだね。
- From:ほたる
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- Date:2006/06/10 00:42
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