久しぶりに、
本当に久しぶりに、
二人でご飯を食べに行った。
短い時間だったけど、他愛もない話をして、
少しだけ、奥さんの話を交えつつ、
「私は何も気にしていない、余裕のある女、都合の良い彼女のフリ」をして、
楽しく夕食を食べているつもりだった。
なのに、別れる時になって一気に寂しくなってしまい、
早く帰りたそうな彼を引き止めてしまった。
彼と別れた後、
独りで家に帰る時ほど、寂しくなることはない。
帰りながら、今までで一番強く、
【もう、逢わない方がいいのかもしれない】と感じた。
逢わない時間が増えれば増えるほど、
想いばかりが膨らんでしまい、
余計に悪循環になることは分かっているし。
今以上好きになってしまっては。
彼が私のことを鬱陶しく思うのも時間の問題だし。
何しろ、
私自身が辛すぎる。
好き過ぎて辛い。
好きなだけで、
彼の奥さんになることも出来ず、
度々逢える訳でもなく。
何も無い。
結果が無い。
分かっている未来は、ただの別れでしかない。
それならば、
今、さよならする方が傷は浅いと思い、
「もう、逢わない方がいいのかも」といった内容のメールを送った。
送信ボタンを押すのに勇気がいったけど、
でも余りにも苦しくて、今の状況を変えたくて、
別れたばかりの彼にメールを送った。
彼からの返事は、
「俺はまた逢いたいよ」だった。
私の書き方が悪かったのか、
はっきりと「もう逢わない」と書かなかったからなのか。
それとも、
私の『寂しくても、辛くても好き』という気持ちが伝わってしまったのか。
結局さよならできないまま、
彼は家に着き、メールが途切れた。
自分から「もうこの関係を終わりにしよう」と言えず、
彼に言わせようとしているところが駄目なところ。
でも、
自分から「もう逢わない、メールも電話もしない」と言ったところで、
この関係が終わるとも思わない。
彼とは同じ職場で週に一回は逢ってしまうし、
忘れることもできない。
でも、今回彼に「もう逢わない方がいいのかも」という内容のメールを送ったことは、
私にとっては大きな進歩で、
これから徐々に、彼の存在を薄れさせていければ、
うまく忘れられるのではないかと都合の良い考えを持っている。
今分かることは、
自分から別れを切り出さなければ、
ダラダラと関係は続いてしまうということ。
もしかしたら、もう逢わない方がいいのかも…
そう感じてから、気持ちが揺らいでいます。
好きだけど、どんどん好きな気持ちは膨らんでいるけど。
彼とさよならしたい気持ちも膨らんでいます。
- From:遥
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- Date:2007/05/12 12:13:00
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