【私を愛してくれている彼へ】
独身の貴方を愛してしまいました。
既婚を知らなかった私と付き合い、
貴方は私を愛してくれました。
「本当は私、結婚しているの。黙っていてごめんなさい。
でも、彼(夫)を愛していないし、
貴方と出会っていなくても離婚するつもりでいたの。」
とてもとても長いメールを貴方に送った。
今までの生活の事、夫との事、
そうして、
貴方への思い・・・
書きながら、とっても不安だった。
これで、お別れになるんじゃないか、と。
メールを打つ手が震えた。
携帯の上に、涙がこぼれて、滲んだ・・・
もう書くのはやめようかな。
いっそ、黙ったままでいようか・・・
書きながら、何度もそう思った。
震える指が、文字を打ちたくないと、何度も止まった。
でも、今伝えないと、きっと一生伝えられない・・・
涙で滲んだ携帯が、「送信しました」、と出た。
1時間。
2時間。
貴方は仕事中だから、まだメールは開いていないかな・・・
3時間。
4時間。
・・・もう読んだかな・・・?
5時間。
6時間。
・・・。
やっぱり。「お別れ」なんだね・・・
7時間。
涙が止まらない。
8時間。
傍に居てくれた友人が、一生懸命励ましてくれる。
9時間。
貴方からのメールが来た。
読みたくない。怖い。
また、指が震えた・・・
でも。
震えながら、勇気を出して。
「さようなら。」って書かれていたとしても、それは仕方の無い事。
ちゃんと受け止めなくちゃ・・・
心に言い聞かせながら、メールを開く。
見慣れた、貴方の名前。
勇気を出して、読まなくちゃ・・・。
「もう苦しんだり、辛い思いはしなくていい。俺がいるから。」
「結婚しよう。」
涙が、止まらなかった・・・。
貴方を愛しています。心から。
離婚までに、まだ少し時間がかかるけれど、
信じて、私の傍に居て下さい。
これが最後の恋。
貴方を愛して、私は私の心に正直に生きたいと思いました。
もう、後ろは振り返りたくない。
貴方だけを愛し続けていたい。
少し時間はかかるけれど、
どうか信じて待っていて下さい。
貴方を心から、愛しています。
- From:まりんちゃん
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- Date:2006/09/15 9:49:00
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