初めて逢った直後にパートナーからの連絡が途絶え、その理由をめぐって混乱し、深い喪失感を抱える相談記録です。相手の行動の真意を分析し、関係性の急な終焉に直面した際の心のメカニズムを整理します。
【相談者】なおこ(43歳、既婚)
初めてのことだらけで、わかりません。誰か教えてください。
私43歳、彼34歳、お互い既婚です。メールから始まり、携帯やメッセンジャーで話すうち、彼は私を愛していると言うようになりました。初めは夫が一番大切だと取り合いませんでしたが、彼に押され、写真を交換し、ついに13日逢いました。
「愛している。可愛い。」を連発する彼に気持ちを受け止めてもらい、本当に幸せだったんです。
しかし、次の日から携帯でメールしても、彼が連絡手段を変更したようで送れません。PCは繋がっていたので、終わりにするなら、そう言って欲しいとメールしました。彼からは、「そんなつもりは全くない!なおこの考え過ぎだ」との返信。携帯のメアドは変更したけど、忙しくてメールが出来ないだけだと言うのです。
でも、毎朝決まってメールを送ってくれてた人が、忙しいからと空メールさえ送る時間が無いとは思えません。これって、やっぱり、サヨナラの意味なんでしょうか?
逢ってからは、私の方が彼を好きになってしまったみたいで、今とても辛いです。
💬 読者からの見解と感情の整理

この相談に対しては、厳しいながらも現実的な意見が多く寄せられ、その後の相談者の意思決定に大きな影響を与えています。
行動の真意と現実の厳しさ
寄せられた意見の大半は、「逢った翌日に連絡が途絶えるのは不自然すぎる」「愛している相手に会った次の日にメアドを変えて教えないのはおかしい」というもので、「身体が目当てだった可能性が高い」という厳しい現実を指摘しています。これは、相談者が抱える不安や疑念を裏付ける内容であり、「深入りしないうちにお別れした方がいい」という忠告に繋がっています。
心の回復への道筋
一部の読者からは、「こっちも遊んでやったと思えば良い」「やけどしたと思って、忘れちゃって」といった、感情的なショックを乗り越えるための心理的な割り切りを促すアドバイスも提供されています。また、夫のご主人と同じ立場にある読者からは、混乱している状況への共感を示しつつ、急な変化は「行き過ぎた自分にブレーキをかけた」可能性も示唆するなど、多角的な解釈も提示されました。
🌷 相談者のその後の気持ち(記録より)
レスポンスを受け取ったなおこさんは、以下のように返信しています。
みなさん。突然舞い込んだ私に、親身なアドバイスありがとうございます。
なんか…私…本当に世間知らずだったのかなって…。久しぶりに恋した気分になって、浮かれていたのかもしれません。みなさんの仰りたいこと、良くわかりました。
昨夜メッセンジャーがオンラインになっていたのに、話そうとしたらログアウトされちゃいました。それでも、まだ夫より彼の側にいたい気持ちでいっぱいです。
陳腐なセリフだけど、昨夜の事といい、皆さんから頂いたご意見といい、踏ん切りを付けることにします。有難うございました。
💡 運営者による洞察:終焉の受け入れと自己肯定感の回復

このケースは、関係性が「感情的な繋がり」から「物理的な繋がり」に移行した瞬間、相手の目的が達成され、関係性が一方的に断ち切られるという、古典的なパターンです。この急な終焉は、相談者の自己肯定感に深くダメージを与えます。
1. 相手の行動の背景にある心理
相手の「忙しいから」という言葉は、関係を明確に終わらせる責任を回避するための嘘である可能性が極めて高いです。彼は「愛している」という言葉を、関係を進めるためのツールとして利用していました。
- 逢う前の「愛している」: 目的を達成するための手段。
- 逢った後の「考え過ぎだ」: 罪悪感からくる防御的な反応、または関心がないことの裏返し。
相談者が「夫より彼の側にいたい」と願うのは、彼に利用されたという事実を受け入れたくない、または、彼がくれた「愛している。可愛い」という承認を失いたくないという強い感情の表れです。この執着は彼自身ではなく、彼が与えてくれた「幸せな気分」と「女性としての承認」に向けられています。
2. 喪失感からの回復プロセス
この種の終焉からの回復は、以下のステップで進めることが重要です。
- 事実の受け入れ: まずは、「連絡途絶は明確な拒絶である」という事実を受け入れることが第一歩です。相手の行動を分析したり、言い訳を探したりする行為は、回復を遅らせるだけです。
- 承認欲求の切り離し: 彼の「愛している」という言葉と、自己の価値を切り離してください。あなたの価値は、彼の言葉や行動によって決まるものではありません。今回の経験は、あなたが誰かに愛される能力がないことを意味するのではなく、相手が誠実さのない人物だったという事実を示しているに過ぎません。
- 時間による解決の促進: 相談者が最後に「時間が解決してくれるのを待つ」と決断したことは、最も現実的で正しい道です。この喪失感は、時間の経過とともに必ず和らぎます。その間、夫への愛情を再確認し、自分自身の心を満たすことに集中することが、最良の回復への道筋となります。


