想い

あなたは３８歳。そして奥さんがいる。子どももいる。マイホームも建てたばかり。私は２４歳、独身。アパートで一人暮らし。

あなたの言葉を私は守れそうにないよ。だって、あなただけになってるから。今の私はあなただけになってる。

『愛してます』あなたを…手をつないで歩けなくても、奥さんや子供がいても…『愛してる』苦しい気持ちや、不安な気持ちがこみ上げて、あなたへの八つ当たりで喧嘩してしまっても、やっぱり･･･『愛してる』

もう会わないなんて出来ないよ…そんな約束なんて要らない…子供の話をする時のあなたの横顔がやけに大人に見えて、眩しい位に綺麗で、胸が苦しかったよ。

好きだと想うことが、こんなに楽しくて苦しいなんて、忘れていた･･･些細なことで　涙が出たり、些細なことに　感動する。

貴方に伝えたくても言えない言葉が沢山ある。普通の恋愛なら言える言葉なのに・・・もっと一緒にいて欲しい・・・私だけを見て欲しい・・・嫁の元に帰らないで欲しい・・・

あなたを思いあなたに終わりたい。思い悩むそれぞれが全てあなたへと落ちるように。いつか来るかわからないものに怯えている時の中。

夜中に突然の電話。もう、二度とかけない、かかってこないと思ってたのに・・・「久しぶりだね」って言葉に、頑張って忘れようとしていたのに、もうだめだね・・・私。

どうしてかな。さっきまで一緒にいたのにね。もう逢いたくなっちゃった。あなたと過ごす時間は、あっという間に過ぎてしまう。あなたのぬくもり、まだ手に体に残っているよ。

どうしてこんな風に思ってしまうのかな？好きになったりしたらだめだったかな。出会ってなくてもきっとお互いにそれは幸せだったはず。