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会えない辛さ – 2006年

2006年、君の子供が小学校に上がった。
家の人との出勤時間の都合がつかなくなって、
君は朝、家にいなければならなくなった。

平日、私の家に帰って来れなくなったね。
今まで、平日もたくさん一緒だった。
私の家から出勤していたのにね。

一転して、週末だけになってしまった。

帰ってくる君が、
会える君に変わった。

あまりにも辛いと言う私に、
君は、時々言うようになったね。

「他を見てもいいんだよ
障害のない人を探してもいいんだよ」と。

君がしんどくなってきてたみたいだから、
君を想う気持ちはそのままで、頑張って他を見てみたよ。

私は、自分の気持ちを無理やりに他の人に向けた。
別れる覚悟で・・・
でも・・・君も私も苦しんだね。
結局、やっぱり離れられなかった。

週に1度の生活に慣れないといけない。
私は頑張ったよ。
3ヶ月、6ヶ月・・・
自分を説得させて、なんとか。

辛いと言わなくなった私に、君は慣れてしまったね。
メールもくれなくなったね。
週末も、日曜だけの日もでてきたね。

辛いと言う事が辛いから、言わないだけ。

会えない時間と比例して、
不安もどんどん増えていった。

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